負担が増える看護管理者のストレス対策

看護管理者は現場のスタッフと管理職・経営サイドの板挟みになり、ストレスが溜まることも少なくありません。現場の管理者としてより良い看護環境を整えたり、人材の育成支援を図ったりすることが業務となってくるものの、思い描くように上手くいかず、また時には現場や管理・経営サイド両方から不満が上がりギャップにストレスを感じることも増えてきます。
看護師としてステップアップができる反面、管理職としての負担が増えてくることになるので、メンタル面のセルフケアについては一層気をつけて行く必要があります。
職場における悩みが増えてくる看護管理者においては、コーピングなどを活用してその都度ストレスや悩みを発散、解消していくことが大切です。何が問題か、どうすべきかといったことを紙に書き出し、客観的な視点から物事を捉え、必要な検討を行い、対処していけるようにしましょう。
ストレスに対するコーピングが上手く行えるようになってくると、次第に悩みやストレス自体を感じることが減ってくるため、メンタルを上手に保てるようになります。紙に書き出すというコーピング方法は問題そのものが解決しなくとも、文字にすることで発散、気晴らしの効果があります。日々のストレス解消に有効なので、役立てていってください。
また、一人で悩んでいるのが苦しい場合には身近な家族や友人、同僚などに相談することも大切です。ストレスを感じていることを話すだけでも気持ちに整理がつくことは多々あります。少し話を聞いてもらうと良いでしょう。